100を切りたいけれど、何を練習すればいいか分からない。そんなときは、大叩きしたホールを振り返り、繰り返しているミスを一つ選ぶことから始めてみてください。
この記事でやることは、次の3つです。
- 直近3ラウンドの大叩きに印をつける。
- OB・バンカー・パット・それ以外のどこで打数が増えたかを見る。
- 繰り返したミスを一つ選び、次の練習とラウンドで試すことを決める。
私1人の160ラウンドの記録も、その考え方のヒントとして紹介します。数字を全部覚える必要はありません。
まずやること:大叩きしたホールから原因を探す
まず直近3ラウンドのスコアカードで、トリプルボギー以上に印をつけます。パー3なら6打以上、パー4なら7打以上、パー5なら8打以上です。3ラウンドは振り返りやすい目安で、必須の件数ではありません。
- OBやワンペナはあったか。
- バンカーで何打かかったか。
- パットは何回だったか。
- それ以外に、チョロ・ダフリ・トップ、林からの脱出、アプローチの往復などはなかったか。
数字だけで原因が分からなければ、次回から「2打目をダフった」「グリーンを往復した」と一言メモを残しましょう。
同じ8打でも、練習する内容は違う
以下は振り返り方を示す架空の例です。パー4で8打だったホールを、こんなふうに分けて考えます。
| 記録・覚えている内容 | 次に取り組むこと |
|---|---|
| OBを打ち、打ち直しでも大きく曲がった | ティーショットの当たりと左右のばらつきを確認する |
| OBなし。バンカーで3打かかった | まず一度で脱出する練習をする |
| OB・バンカーなし。4パットだった | 最初のパットの距離感と短いパットを分けて練習する |
| OB・バンカーなし。2パットだが、その前に6打かかった | ダフリ、トップ、林からの脱出、アプローチの往復など、何があったか思い出す |
100切りに向けて、まずトリプルボギー以上を減らす
160ラウンドのうち、100を超えた日と90前後の日を抜き出しました。
| 1ラウンド当たりの平均 | 101打以上 | 86〜95打 |
|---|---|---|
| ラウンド数 | 21 | 96 |
| スコア | 106.0 | 90.7 |
| トリプルボギー以上 | 4.7ホール | 1.5ホール |
| うち+4以上 | 2.3ホール | 0.3ホール |
90前後の日は、トリプルボギー以上が約3ホール少なく、特に+4以上の大叩きがほとんどありませんでした。
例えば、パー4の8打を6打に抑えれば、それだけで2打減ります。同じことが3ホールあれば6打。パーを増やすだけでなく、大叩きをダブルボギーで止めることも、スコアを縮める方法です。
まずは自分のトリプルボギー以上のホールを確認し、何に打数がかかったかを振り返りましょう。
パー72なら、ボギー9個・ダブルボギー9個で99
パー72なら、ボギー9ホールとダブルボギー9ホールで99になります。
| スコア配分の例 | パーに対する合計 | スコア |
|---|---|---|
| 18ホールすべてボギー | +18 | 90 |
| ボギー9ホール+ダブルボギー9ホール | +27 | 99 |
| 18ホールすべてダブルボギー | +36 | 108 |
※パー72の計算例。毎回この内訳にそろえる必要はありません。
全部ダブルボギーでは108ですが、パーをたくさん取らなければ100を切れないわけでもありません。 トリプルボギーが出ても、次で無理に取り返そうとせず、その場面に合った一打を選びましょう。
繰り返したミスに合わせて、練習を一つ選ぶ
直近3ラウンドで繰り返し起き、大叩きにつながったものから選びます。記録にないミスを、打数だけで推測して決めないことがポイントです。
OBや池が多いなら、まず次打を打てるティーショットへ
最長飛距離より、左右への外れ方や当たり方を確認します。練習場でも、コースで使うつもりのクラブと狙い所を決めて打ってみましょう。
ドライバーが主な失点原因なら、練習を後回しにする必要はありません。一方、実戦でUTを使うなら、そのクラブも練習しておきます。
グリーン周りで何打もかかるなら、寄せる前に一度で乗せる練習
短い距離からザックリやトップを繰り返すなら、ピンそばを狙うより、まずグリーンに乗せる方法を増やします。振り幅と距離感を確かめ、使うクラブを絞って慣れる方法もあります。
バンカーで何度も打つなら、練習できる施設で脱出を練習します。
アプローチの振り幅と距離感を確認する / バンカーショットの基本を確認する
3パットが多いなら、最初のパットと短い距離を分けて考える
長い距離から大きくオーバーしたのか、短い距離を外したのかで課題は違います。自宅では短い距離の打ち出しを、練習グリーンでは長い距離の感覚を確かめるなど、環境に合わせて練習しましょう。
36パットを全員共通の合格点にはせず、乗った位置や距離も踏まえて振り返ります。
大叩きを減らすコースでの3つの判断
1.ティーショットは、自分が大きく外しにくいクラブを選ぶ
狭いホールだからといって、誰でもドライバーをやめて3Wや5Iを持てば安全になるわけではありません。短いクラブでも、苦手で大きなミスが出るなら別の選択を考えます。
いつものミスの方向と障害物までの距離を確認し、次の一打を無理なく打てる場所に残すことを考えます。短く刻んだ結果、次に苦手な長いショットが残らないかも確認しましょう。
2.グリーンを狙うか、手前に置くかは状況で決める
パー4の2打目で距離が残ったとき、無理にグリーンへ届かせる必要はありません。池やバンカー、外した場合の難しさを見て、自分が打ちやすい場所へ進める方法もあります。
毎回30〜50ヤードなど同じ距離を残すのではなく、自分が打ちやすい距離や場所を選びます。
パー4での打数の例は、次のとおりです。
- ティーショット+2打目+アプローチ1打+2パット=5打でボギー。
- ティーショット+2打目+アプローチ2打+2パット=6打でダブルボギー。
3.林や深いラフでは、次に打ちやすい場所を優先する
木の間を抜いて一気にグリーンを狙う前に、失敗したらどこに残るかを考えます。横に出す、少し後ろへ戻すなど、次に打ちやすい場所へ脱出する選択もあります。
安全に打てるラフも脱出先の候補です。木の根や足場の悪い場所では無理をせず、必要に応じてルールに沿った救済を確認してください。
次のラウンドでは、試すことを1〜2個に絞る
練習する課題と、コースで実行する行動を一つずつ書いておきます。
繰り返したミス:____
次の練習で確認すること:____
コースで実行すること:____
例えば「長いパットを大きくオーバーする/練習グリーンで距離感を確認する/次を打ちやすい距離へ残す」という形です。
ラウンド後は、決めた行動ができたか、同じミスが続いたかを確認し、次の練習に反映します。
詳しい比較データと集計条件
対象は2017年11月6日〜2026年10月15日にGDOへ入力した161件のうち、9ホールのみの1件を除いた160ラウンドです。各ホールのスコア・パット合計とラウンド合計の一致を確認しました。筆者1人の記録で、nは人数ではなくラウンド数です。
| 項目(1ラウンド当たりの平均) | 101打以上 | 96〜100打 | 86〜95打 | 85打以下 |
|---|---|---|---|---|
| ラウンド数(n) | 21 | 27 | 96 | 16 |
| スコア | 106.0 | 97.5 | 90.7 | 83.1 |
| パット数 | 37.5 | 35.3 | 35.0 | 33.2 |
| スコア−パット数 | 68.5 | 62.3 | 55.7 | 49.9 |
| OB回数※ | 2.9 | 2.0 | 1.4 | 0.6 |
| バンカーで打った打数※ | 2.2 | 2.6 | 2.1 | 1.3 |
| ワンペナ回数※ | 0.3 | 0.7 | 0.5 | 0.4 |
| トリプルボギー以上のホール数 | 4.7 | 3.1 | 1.5 | 0.5 |
| +4以上のホール数 | 2.3 | 1.0 | 0.3 | 0.1 |
| 3パット以上のホール数 | 4.1 | 2.6 | 2.9 | 2.0 |
※OB・バンカー・ワンペナは未入力の1ラウンドを除外し、86〜95打の群のみn=95、ほかは各群の全ラウンドで集計。バンカー欄は入った回数ではなくバンカー内で打った打数、ワンペナ欄は1回につき1罰打となるペナルティの回数です。小数第1位に丸めているため、表示値同士の差と丸め前の計算結果が一致しない場合があります。
まとめ:次に取り組むことを一つ決めよう
私の160ラウンドでは、90前後の日はパット以外の打数と大叩きが少ないことが特徴でした。ただし、読者の方も同じ原因とは限りません。
大叩きしたホールの中身を見て、繰り返したミスを一つ選ぶ。 そこから練習とコースでの行動を決め、次のラウンドで確かめてみてください。


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